100度以上に熱したラードで味噌や醤油を焦がすことで香ばしさを増し、まろやかでコクのあるスープに仕上げたのが「五行」の焦がし麺。見た目が真っ黒のスープはいかにも凝った味がしそうな感じがしますが、実際のところはどうなのか食べてみることにしました。
ラーメンダイニング五行
http://www.ramendining-gogyo.com/shop_kyoto/index.html
東京や名古屋にもありますが、今回訪れたのは「京都市中京区柳馬場通蛸薬師下ル十文字町452」の錦市場近くにある店。休日のお昼過ぎでしたが、それでも人が並んでいました。
メニューはこんな感じ。ラーメンを注文するとご飯が無料でついてくるそうです。
カウンターに座っていると、「焦がし」手法の特徴である大きな炎を目の前で見ることができます。お店の外からでもチラッと見えていましたが、近くで見るとけっこうな迫力。
注文したのは「焦がし味噌麺(880円)」。黒過ぎるほどに黒くて、見た目のインパクトはかなり強烈!
スープの表面にはラードがたっぷりと油膜を張っていて、麺にもよく絡んでいます。
焦がした味噌の風味はほんのり乗っている程度ですが、スープにも麺にもたっぷり絡んでいるので、食べ続けていくとジワジワ効いてきます。スープはラードの風味が味の筋になっているようですが、かと言ってギトギトした味ではなく、まろやかで上品な味なので食べやすい内容です。見た目の印象からするとパンチの無い感じはしますが、焦がした風味を苦味を残さず上手くスープに馴染ませていて繊細な味に仕上がっており、他では味わったことのない味。
チャーシューはトロトロに煮込んだものではなく歯ごたえのある赤身中心のもの。スープが脂っぽいだけに、このチョイスは嬉しい。ちなみに、スープは油膜が張っていて熱が閉じ込められておりめちゃくちゃ熱いので、フーフーとしっかり冷ましてからすするようにすると良さそうです。
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