京都北部の舞鶴湾で育った天然マガキを獲れたての状態で蒸し焼きにして食べられるのがカキ小屋「美味星」。地元の若手猟師さん達が素潜りで獲ってきたものをそのまま提供しているそうです。そして、焼いてくれるのもその猟師さんたち。カキはもちろんのこと、サザエやカニなどその日の漁の内容によっていろいろな海鮮も食べられるとのことで、早速行ってみることにしました。
舞鶴かき小屋
http://www.geocities.jp/csntf555/kakigoya/
カキ小屋の概観はこんな感じ。完全予約制だそうで、事前に予約しておく必要があります。なお、営業日は土曜、日曜、祝日のみ。
店の内部には大きなテーブルがあり、ここでカキを蒸していただきます。店内はそんなに広くないので、ちょっと窮屈な感じはしますが、寒い冬にはちょうどいいのかも。ちなみに、黒いアウターを着ているのが猟師さんたち。フレンドリーでついつい色々注文してしまいます。
メニューの内容はカキが12個で1500円。一個100円程度とお値打ち。他にはサザエやアワビなど、心惹かれるメニューもずらり。他のカキ小屋にも行ったことがありますが、カキだけのメニューの場合はすぐに味に飽きが来てしまうので、このようにいろいろなメニューが楽しめるのはグッド。
注文が終わると、大量のカキを一気にテーブルに投入!サザエ、アワビ、エビなども全部ごちゃ混ぜで豪快に蒸していく感じのようです。ちなみに、テーブルを何組かで共同で使用し蒸すタイミングは同時となるので、予約した時間より早めに到着しておき、余裕を持ってテーブルについておくと他のお客さんにも迷惑がかからず、楽しく過ごせます。
フタをして15分ほど待機…。
待ちきれずにカキのおにぎり(150円)を購入。この手作りっぽさが泣かせてくれます。カキのクリーミーな甘みと潮の風味がご飯に良く合って、むしゃむしゃとあっという間に食べてしまいました。他にはサザエのおにぎりもあり。
そして、待ち焦がれたカキと遂に対面。
カキ小屋「美味星」でカキが蒸しあがる瞬間 – YouTube
潮の風味が蒸気となりジュワーっと立ち込めて、めちゃくちゃ食欲をそそられます。
初めてで食べ方がわからない場合も心配無用。猟師さんがテーブルを回ってくれて、殻をあっという間に開けてくれます。
どうです、このプリンとした身は。待ちわびたカキを一気に口に入れると、潮の効いた身の旨みがじわ~っと広がってなんとも言えません。味付けは何もいらないくらい、どっしりとした濃厚な味です。
大きいというほどのサイズではありませんが、味はとにかく濃厚で身は弾力がありつつも柔らかく、新鮮そのもの。ただただ、無心にカキをほおばる時間だけが過ぎていきます。
ちょっとインターバル。カキとはまた違ってコリコリとした身でちょっと苦味のあるサザエ。お酒好きな人にはたまらない味でしょう。
こちらはサービスでいただいたカニ汁。身はダシを取るためなので期待してはいけませんが、ダシはめちゃくちゃ美味い。カニの風味がよく染み出ていて、これまた濃厚な味。
圧倒的なスピードでカキが消費されていきます…。
こんなにプリプリのカキならそれも仕方ありません。食べた人にしか伝わらないのがなんとも残念なところ。
ちょっと飽きがきたときはこのポン酢が風味を変えてくれて、締まりある味に。
あっという間に減っていきます。実際に食べてみた感想としては、一人12個も食べたら割と満足な感じで、食べ放題のときのように「量を食べて元をとらなきゃ損!」と食べまくった結果食傷気味になって「一体何をしにきたのか…」と打ちひしがれて終わるということも無く、程よい満足感を味わうことができます。また、追加したとしても食べ放題と比べても安いくらいの値段なので、これはかなりアリかも。サザエやアワビが楽しめるの評価。店内の漁師さんたちも明るく、非常に楽しく過ごせました。
満腹となりごちそうさま。お店の前には海が広がります。晴れてたら気持ち良さそうです。
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